てってい的に肩関節

てってい的に肩関節

先週日曜日5/10に午後より京都本部にて
会員限定特別セミナーが開催されました。

今回のテーマは『てってい的に肩関節』。
20名の参加者を迎えて行いました。

【会員限定特別セミナー概要】==================
てってい的に肩関節

<1> 特別講義        講師:池浦 誠(八起堂治療院院長)
『TAM手技療法概論』
『3分で肩こりを解消する』

<2>会長講演        講師:田口 幸三郎(JSA手技療法協会会長)
『肩の構造と機能』(山口光圀氏講演より)

<3>実技セミナー

『肩甲骨のアプローチ(其の一)』講師:同上
『側臥位で5分でできる肩甲上腕関節アプローチ』講師:中井 尚(JSA学術部長)

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冒頭は元洛陽健康倶楽部にも在籍していた池浦講師より
『TAM手技療法』に基づく講義と実技。

AKAがなぜ効果があるのか、突き詰めた時に
「関節の癒着」に着目しTAM手技療法を確立。

デモンストレーションでは、
池浦講師のスピーディーな動きにも関わらず、
細かい癒着部分の把握と的確な操作に一同驚き、
被験者の山田副会長の肩の可動域に変化が出た際には
感嘆の声が上がりました。

「TAM手技療法」についてはセミナーも行われているので
ご興味のある方は、下記URLをご参照ください。

http://www.hakkidou.jp/%EF%BD%94%EF%BD%81%EF%BD%8D%E6%89%8B%E6%8A%80%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%AE-%E8%AC%9B%E7%BF%92%E4%BC%9A%E6%83%85%E5%A0%B1/

その後は会長より「肩の構造と機能」について講義。
「肩関節については1回で終えられるような内容ではない」という
会長からのお言葉もあり、改めて肩の解剖について。

関節液の特性や量、関節包の特性、また実技セミナーにもつながる
前胸部や肩甲骨について細やかな説明がありました。

山口光圀氏の講演についてはネットで公開されていますので復習にご活用ください。

その後の実技では、姿勢の改善とパフォーマンス向上に向け、
前胸部の柔軟性と肩甲骨の上方回旋に主眼を置いた内容を行いました。

手技の効果を実感し、セミナーで伝えられた動作の必要性を
改めて学んだ時間でした。

最後は中井講師による肩甲上腕関節のアプローチ。

基礎セミナーでは伝えていない、側臥位で且つ
屈曲と外転のフルレンジについて関節包内の動きに耳を澄ませるような
実技を織り交ぜながら講義が行われました。

基礎セミナーがまだ未受講であったり、基礎セミナー受講後まだ
間もない方には、まず関節包内運動を捉えることそのものが難しいため、
まずは包内運動を感じることからスタート。

限られた時間の中で神経を研ぎ澄ませ動きを感じることができた受講者の方からは、
新たな気づきです、とホクホクしたお顔を見ることができました。

今後の臨床の一助になれば幸いです。

次回の特別セミナーは例年通り11月に中部地区で行う予定です。
現状では、肩関節の各論にまで落とし込んだ内容で行う予定です。
詳細は決定次第、当HPで告知させて頂きます。ぜひご参加ください。

ご参加の皆様、本当にお疲れ様でした。