5月19日会員限定特別セミナーがありました。

今日、京都本部で田口会長による会員限定特別セミナーが開催されました。
冒頭で、関節包内調整がいかに変化を伴って進化してきているか、また我々が進む
べき道と担う役割についても話されましたが、自分たちが思う以上に奥が深く、
他の学派を凌駕する想いがあると痛感しました。

田口会長の話の中にあった【JSAの新たな発展】には次の考察が大事だと
強いメッセージがありました。

少しメモをたどりますね

☆生態学的認知と治療について考える。
前回の特別セミナーでは人間の進化を追ってきましたが、その過程で
あらゆる経験と学習を脳が記憶し、行動の指令を与えてきました。
だが、それがすべてであるのか否か?
その環境下に対応してきたシステムを考える必要があるのだということです。

生態学とは…環境と人間との対応を考える学問

運動制御モデル
・運動についての記憶を貯蔵
・脳の部位から適切な運動プログラムを検索
・皮質の運動野にある各筋と関節の動きに対応した鍵盤でそのプログラムを演奏する。
・全ての運動、感覚は脳により制御

他にも沢山のメッセージがありましたが、食い入るようなトークに圧倒されて
メモが取れませんでしたが、貴重な話が満載でした。

生態学的認知論の発展はギブソン(James J.Gibson 1904年生 米国)が発表した
アフォーダンス・情報は人間を取り巻く環境そのものの中に実在している
が重要なカギとなっており、今後生態学的認知の源流として勉強するように言われた
これが肝のようです。

そのほかにもJSAの新なた取り組みも発表されました。

不変項の探索
結合・協応構造の理解
連結障害部位の把握
足部・頸椎の重要性

如何に膨大な資料をもって、一つの手技に取り組んでいるかを物語る書籍の数々
それを具体的に落とし込んで活動するスタッフにいつも感心しております。

そんな熱いトークは実技テクニックの間も続いていき、休憩の声も入らず
額に汗する参加者の多いこと。

質疑応答から居残り組の実技練習、実に気付きと重要性をもった特別セミナー
でした。

小生が自宅に帰ったのが23時頃でしたが、娘がバレエでよく足を捻挫し
バレエシューズのせいだろうが、甲や足底部の痛みが出るのを聞いていたので
早速復習の台になってもらったら……凄いですね。

結果がすぐにでました。

足部障害、外反母趾、開帳足、偏平足、ハンマートゥ、ハイアーーチ、腰痛
頚部障害、これらにどんどん使えるテクニック
自分のものにするまで研鑽していこうと思います。

次回の田口会長による会員限定特別講義は11月23日(祝日)になります。
更に取り組みの成果が表れる半年後です。

ワクワク感と期待が持てますね。
それまでに磨きをかけないと!と思った参加者は小生だけでないようです。

JSA手技療法協会セミナー開催については下記からどうぞ
http://www.jsa-syugi.jp/page05.html

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